建てる前に知っておきたい!積水ハウスさんの欠陥・トラブルパターン 内装編
積水ハウスさんの引き渡し前に知っておいてほしい人気の注目記事はこちら:きちんと工事されているか簡単に分かる方法
「どんなタイプの家でも造れますよ。うちはいろいろな商品を揃えていますから」
デザイン力に定評のある三〇ホームと迷っているときに、積水ハウスさんの設計士さんが言っていた。「全てできる」と「全て苦手」は同じ意味だと理解したのは、積水ハウスさんで家を建ててしまった後だった。
積水ハウスさんを始めとするハウスメーカーは、いわゆる規格住宅である。その事業モデルは一般的に次の通り。
①住宅の工業化・均一化によって建設コストを下げる。
②営業担当者を大量に雇い、ノルマ必達の企業風土により、着工数を稼ぐ。
③設計は、出来る限り規格通りに行う。コスト増やミスの原因となる細かな変更点はなるべく少なくする。
④現場は仕様通りに作業を進める。監理監督者は必要最低限しか配置しない。
つまり、買主のこだわりなどの細かな仕様部分は、作るのが苦手なのだと思う。ここに欠陥やトラブルが集中する。積水ハウスさんの坪単価は決して安くないし、設計打ち合わせもかなりの時間と労力をかけているのに、ホントそれはないよね。。
具体的な例
①トイレ
私の家は、階段下の空間にトイレを配置することにした。狭いものの205cmの天井高を確保できるので、窓一枚を床から天井までピッタリとはめ込みスッキリ感を出すことにした。この時、窓の上下に半端な壁を作らないことが、設計士さんによるとポイントらしい。これが設計図。
そしてこれが完成したトイレの壁の上部。
設計図も設計士さんのポイントも無視である。
②収納
こちらもスッキリ感をだすために、床から天井まで全面収納とした。この時も、余分な壁を作らないことがスッキリ感を出すポイントらしい。これが設計図。
そしてこれが完成した収納の上部。
こちらも、設計士さんのいうスッキリ感は完全に無視されている。
他にキッチンや和室も設計図と異なる寸法が何ヵ所もある。冷蔵庫置き場は、幅が5センチ以上狭いから機種選びに影響がある。
これらは、直すのが大掛かりになり、面倒なのか、瑕疵担保期間内でも積水ハウスさんは直してくれない。放置である。
次回は、裁判に発展した、設備編の欠陥を紹介したいと思う。
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