積水ハウスさんと裁判した話

弱小サラリーマンが積水ハウスさんと裁判し、数百万円の支払いを受けることができた記録をだらだら書きます。

建てる前に知っておきたい!積水ハウスさんの欠陥・トラブルパターン 外壁編 

積水ハウスさんの引き渡し前に知っておいてほしい人気の注目記事はこちら:きちんと工事されているか簡単に分かる方法


外壁は家の印象を大きく左右するし、お気に入りの外壁があるかどうかによって、ハウスメーカーが決まることもあると思う。そして建築後、外壁はなかなか容易には取り換えられない。


 私の実家は、積水ハウス一押しのダインコンクリート外壁を、私の家は、スクラッチブリックを選択した。

スクラッチブリック(ショコラブラウン)は拡大するとこんな感じ。カタログには、縦の引っかき模様で穏やかな温かみが感じられると紹介されている。

 しかし、現実にはきちんと縦のスクラッチ線があるブロックは少ない。実際は、下の写真のようなキズキズが外壁全体に数百か所以上あり、かなり目立つ。

【正常なブロック】

【縦線が崩れ落ち、塗装でごまかしているブロック】

これは、建築中の足場を設置・解体するときに鉄パイプが、外壁にガンガン当たることによって、模様が削げ落ちることが原因である。


 積水ハウスさんの修補方法は、単に塗装をするだけの補修で、スクラッチは崩れたままだ。

遠くから見ても、傷が目立つ。



実家のダインコンクリートも同じような鉄パイプでこじった傷跡が多数ある。

 

 「外壁は、足場が残っていないとチェックできないので、解体前にご確認をお願いします」って言われて確認しても、傷つけ本番はそのあとだ。



これから家を建てようとする人は、足場の設置・解体時に立ち会うなどして、傷を未然に防いだ方がいい。積水ハウスさんは、外壁をなかなか取り替えてくれないし、修補もいい加減である。現場監督さんにまかせたら、いい結果にはならない。

 トラブルの芽は、出来る限り摘んでおきたい。


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業者有利!ほとんどの欠陥は2年で時効になる

 法律上は長期間、買主の権利が保証されているのに、契約書でわざわざ大幅に短縮されている保証がある。「瑕疵担保責任」である。


積水ハウスさんの建築工事請負契約書では、だいたい16条あたりに書いてあって「引き渡しの日から2年間」とされている。


簡単に言うと、マイホーム引き渡し時に気付かなかった欠陥を積水ハウスさんに報告しても、2年経過していたら積水ハウスさんは直さなくていいよってこと。ほとんどの欠陥は2年で時効になる。


 この2年間という期間は、業界最低基準と同一であり、これより短い業者は存在しない。「積水ハウスさんは長期安心」ではない。


「春夏秋冬を2回過ごせば、ほとんどの欠陥は分かりますよね。それで気が付かないなら問題ないですよね」って考え方。


 けれど、2年って意外に短い。積水ハウスさんの工事に欠陥があったとしても、あっという間に時効になってしまう。


さらに、地方裁判所レベルは、この時効に対してかなりシビアに判決をだす傾向がある。


*積水ハウスさんの保証について、パンフレットやホームページには、「瑕疵担保責任期間」が10年間あるように誤解を生じさせる記載があります。ユートラスシステムについて説明してある箇所等(2016.03.21現在)

もし、いま裁判中で時効の壁がある方は、参考にしてください。


*瑕疵担保期間を過ぎていても、また構造上重要でない部分の瑕疵でも、身体、生命、財産に危害を与える瑕疵は不法行為責任であると認め、業者に対し、完成後20年間は損害賠償請求を認めた判決があります。(2007年7月最高裁)


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積水ハウスさんのトラブル対応

福山雅治さん似のモテる男Yさんに声をかけられた。


「はっしぃー、一緒に食事行こう!」


Yさんは、かっこいいだけでなく、男女平等に優しいので人気がある。数人で一緒にイタリア料理店へ入り、赤ワインをボトルで注文した。


程なくして、店員さんが持ってきた。白ワインだ。

誰かが言う。


「スミマセン。お願いしたのは赤ワインだったと思うのですが。。。」


店員さんもミスに気付く。申し訳ないと謝罪しているが、明らかに動揺している。銘柄は分からなかったが、高そうだ。コルクは抜いてしまっている。注文した料理に白ワインは合わない。


ここで、モテる男Yさんは言う。

「あっ、店員さん、大丈夫だよ。気にしないで、注文した赤も持ってきてください。」


Yさんは、やさしく、スマートに対応する。 


店員さんはホッとして、仕事に戻っていった。


人間、みんなミスをすることはある。ほんのささいなことや、受け入れられることなら、やり直しを求める必要はないと思う。目に見えない「家」を作るのは簡単なことではないから、打合せで決めきれなかったこともあると思う。現場での判断もあると思う。

でも、ミスをごまかし、隠し、うそをつき、時間をかせいで放置し、大手の力でねじ伏せようとすることはいけないと思う。


これから書くのはそんな話である


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