積水ハウスさんと裁判した話

弱小サラリーマンが積水ハウスさんと裁判し、数百万円の支払いを受けることができた記録をだらだら書きます。

イケメン弁護士さん登場

積水ハウスさんの引き渡し前の人は、こちらを必ず読んで下さい:トラブルを避けるために受け渡し前に確認してほしいこと


裁判の前に、紛争処理支援センター等で調停や仲裁を検討することができる(https://www.chord.or.jp/index.php)。話し合いでの解決を試みる良い方法だと思う。


 ただ、私は選択しなかった。

 結果として、この判断が正しかったかは分からないが、積水ハウスさんは、裁判所からの和解提案も頑なに拒否していたから、強制力のない機関で話し合いをしても無意味だったと思う。


 近所の弁護士事務所さんに相談に行くと、イケメン弁護士さんが登場した。弁護士でかっこいいなんて「モテモテじゃん!」と勝手に想像してしまう。

説明すると、すぐに内容を理解してくれた。


イケメン弁護士「これは、許しがたい工事ですね。でも、裁判では積水ハウスさんに直してもらうことはできないですよ


 直してもらえない??どーいうことカナ??

 弁護士さんはていねいに説明してくれた。


イケメン弁護士「欠陥を直してもらう権利は、当然あります。法律的にも、直してもらうように要求することはできます。これを瑕疵修補請求といいます。ただし、裁判所は瑕疵修補を認める判決をださないのです。仮に裁判所が判決で直しなさいといっても、業者が無視して直さない場合、強制執行がうまく機能しないからです。つまり、直し方が新たな争いになる可能性があるので、そのような判決は出さないのです」

「一般的には、他業者に直してもらうことを想定して、その費用を請求する損害賠償請求になります。」


 う~ん、内容は分かったけど、それは困る。

 普通、住宅には保証が付いている。積水ハウスさん以外の業者が工事をしてしまうと、万一の時に責任の所在が不明確になってしまう恐れがある。


私「瑕疵修補請求の問題は理解しましたが、保証の問題を考えると損害賠償請求は抵抗があります」


イケメン弁護士「そうですか。それでは、最初は瑕疵修補請求で準備しましょう。おそらく、裁判所から損害賠償請求へ切り替えるように話がでるでしょうが、和解に至る可能性が高い案件だと思います。和解による解決を前提にして瑕疵修補請求を行い、それが無理だった場合は、裁判所の意向を確認して損害賠償請求に切り替えましょう


 なるほど!そうですね。


イケメン弁護士「その前に、私から積水ハウスさんへ問題解決にむけた話し合いを提案してみます。裁判する前に解決できるよう頑張ってみますね。」


イケメン弁護士さんは、いい人だ。性善説で動き、積水ハウスさんが和解に応じる可能性にも期待している。


でも、、、最初に書いたとおり、積水ハウスさんの態度はちがう。イケメン弁護士さんの期待は、裏切られてしまう。


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