積水ハウスさんと裁判した話

弱小サラリーマンが積水ハウスさんと裁判し、数百万円の支払いを受けることができた記録をだらだら書きます。

欠陥はこうやって握りつぶす!その手口を全て公開!! 火災事故編 その①  

積水ハウスさんの引き渡し前の人は、こちらを必ず読んで下さい:トラブルを避けるために受け渡し前に確認してほしいこと


 だれも不正をしたくてするものではないと思うが、なぜか「問題を起こす会社」は過ちを繰り返す。そういった会社は法令順守の意識が低く、顧客軽視の社風が共通している。


 今日も三菱自動車の燃費データに関する不正が報道されている。三菱は好きな車種もあるので、とても残念だ。


 さて、ここでは積水ハウスとダイキンの欠陥隠しの手法を全て明らかにしてきたい。

 本件については、裁判所から賢明な判断が下され、欠陥認定がされたが、積水ハウスはそのことを公表していない。長年の不正が疑われ、火災の危険もあるのに放置したままだ。積水ハウスにダイキンエアコンを設置している人は、要注意。。


判明した欠陥隠しは、いくつかあるのだが、第一弾は安全性に関わる「火災事故編」として、室内機と室外機の間にある連絡電線について、書いていきたい。


①【1.6mm電線は火災の危険がある】

据付説明書やカタログには、配管長が10m以上の場合、1.6mmの電線を使用すると重大な事故につながる危険があると明記されている。

下記の写真は、裁判前に念のためダイキンの技術相談に問い合わせをしておいたもので、こちらでも火災等につながる危険がある(赤線部分)と回答されている。


②【裁判になったら一転して危険性を撤回!積水ハウスと一緒に問題ないよ作戦】

これに対し、積水ハウスとダイキンが反論してきた文書が下記の写真(途中2頁は省略)である。裁判で正式な証拠書類として提出されたが、その内容は素人でも分かるくらい幼稚だ。判決では、良識ある裁判官により、下記写真書類の証拠能力は否定されている。


要約すると、「ダイキンの技術相談グループ社員は、技術の研修を受けていない。だから間違った回答をしてしまった。据付要領で重大事故に繋がると警告している工事も全く問題ない。でも今後、同じような問い合わせがあっても、問題ないとは言わない。だって基本的にはダメだから。」というもの。

手法とすると、以前紹介した「ホコタテ」だ。

 矛盾をもっともらしく書き、読み手を混乱させる。


 技術相談員が技術の研修を受けていないと宣言させられているのが、痛々しい。自分に都合の悪い内容は、「その回答は間違いでした」ですませようとするあたり、倫理観が著しく欠如している。




次回は、ダイキンが自社の定める据付要領を守らなくても全く問題ないとの主張を記した「見解書」をUPする。積水ハウスとダイキンのごまかし術を解説とともに紹介したい。


ご愛読ありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。