積水ハウスさんと裁判した話

弱小サラリーマンが積水ハウスさんと裁判し、数百万円の支払いを受けることができた記録をだらだら書きます。

心証

積水ハウスさんの引き渡し前の人は、こちらを必ず読んで下さい:トラブルを避けるために受け渡し前に確認してほしいこと


 「鈍感」「ドンカン」「どんかん」「DONKAN」

 あまりいい響きはしないけど、はっしーは奥様からよく言われる。「もー、鈍感なんだからぁ↘↘↘そーゆーの気付いてほしい(怒)

 あとから説明を聞くと分かるんだけどね。大抵の場合、その時は気づかない。。。


 さてさて、前回のようにイケメン弁護士さんが相手方との交渉を試みることは、裁判前に解決したいとの思いの他に、もう一つ狙いがある。


 それは、訴訟前に、適切な交渉経過をたどったことを記録に残すことで、裁判官の心証(印象)を悪くさせないことだ。


「きちんと相手方と話し合おうとしたけれども、どうしても合意できなかった。」

「解決に向けた努力は十分したけど、駄目だったので裁判になってしまった。」

これらは、小さなことだけど裁判中、何かと影響する可能性がある(らしい)。


鈍感な私はあまり分からない。


 けれども、このことは積水ハウスさんも意識している。なぜなら、積水ハウスさんが私たちに回答する文書は、不自然なほどに、事実を歪曲して書いてくるからだ。

 自分たちの発言や行動を良いように書き、私たちからの前向きな提案には、一切触れない。裁判中も、途中経緯について触れ、「ここまでもめてしまった原因は、ハッシー側にある」との発言を積水ハウスさんは何度かしていた。


 積水ハウスさんの文書のなかで、事実が歪曲されていることは、早々に、明確に否定したほうが良い。


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イケメン弁護士さん登場

積水ハウスさんの引き渡し前の人は、こちらを必ず読んで下さい:トラブルを避けるために受け渡し前に確認してほしいこと


裁判の前に、紛争処理支援センター等で調停や仲裁を検討することができる(https://www.chord.or.jp/index.php)。話し合いでの解決を試みる良い方法だと思う。


 ただ、私は選択しなかった。

 結果として、この判断が正しかったかは分からないが、積水ハウスさんは、裁判所からの和解提案も頑なに拒否していたから、強制力のない機関で話し合いをしても無意味だったと思う。


 近所の弁護士事務所さんに相談に行くと、イケメン弁護士さんが登場した。弁護士でかっこいいなんて「モテモテじゃん!」と勝手に想像してしまう。

説明すると、すぐに内容を理解してくれた。


イケメン弁護士「これは、許しがたい工事ですね。でも、裁判では積水ハウスさんに直してもらうことはできないですよ


 直してもらえない??どーいうことカナ??

 弁護士さんはていねいに説明してくれた。


イケメン弁護士「欠陥を直してもらう権利は、当然あります。法律的にも、直してもらうように要求することはできます。これを瑕疵修補請求といいます。ただし、裁判所は瑕疵修補を認める判決をださないのです。仮に裁判所が判決で直しなさいといっても、業者が無視して直さない場合、強制執行がうまく機能しないからです。つまり、直し方が新たな争いになる可能性があるので、そのような判決は出さないのです」

「一般的には、他業者に直してもらうことを想定して、その費用を請求する損害賠償請求になります。」


 う~ん、内容は分かったけど、それは困る。

 普通、住宅には保証が付いている。積水ハウスさん以外の業者が工事をしてしまうと、万一の時に責任の所在が不明確になってしまう恐れがある。


私「瑕疵修補請求の問題は理解しましたが、保証の問題を考えると損害賠償請求は抵抗があります」


イケメン弁護士「そうですか。それでは、最初は瑕疵修補請求で準備しましょう。おそらく、裁判所から損害賠償請求へ切り替えるように話がでるでしょうが、和解に至る可能性が高い案件だと思います。和解による解決を前提にして瑕疵修補請求を行い、それが無理だった場合は、裁判所の意向を確認して損害賠償請求に切り替えましょう


 なるほど!そうですね。


イケメン弁護士「その前に、私から積水ハウスさんへ問題解決にむけた話し合いを提案してみます。裁判する前に解決できるよう頑張ってみますね。」


イケメン弁護士さんは、いい人だ。性善説で動き、積水ハウスさんが和解に応じる可能性にも期待している。


でも、、、最初に書いたとおり、積水ハウスさんの態度はちがう。イケメン弁護士さんの期待は、裏切られてしまう。


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こうなったら裁判するしかない!

積水ハウスさんの引き渡し前の人は、こちらを必ず読んで下さい:トラブルを避けるために受け渡し前に確認してほしいこと


これまでに分かったことをまとめると、


①壁や天井の中に設置されているエアコン用配管が、メーカー基準を満たさない細い電線が使用されている。さらに加湿用のホースについては、メーカー基準を満たさないだけでなく、契約書の指定も守られていない。


②下請け業者のダイキン子会社は社内基準が完全に無視され、コンプライアンスにも反する工事であったと謝罪に来たが、積水ハウスさんは、全く問題ないと主張する。


③さらに、2年前に積水ハウスさんで建てた実家も、同じ欠陥が見つかる。


④積水ハウスさんは、配管図面の提出を拒み、さらに「ハッシーさんの家は直してやってもいいけど、ホントは悪くないのに直してやるんだから、会社休んで10日連続ずっと立ち会えよ。あと協力するのは当たり前だからな」的な文書を送ってくる。実家については、「そっちは引き渡しから2年2か月経っているから、時効だよ。直さないから。」との文書を送ってくる。


交渉の過程で、積水ハウスさんは、現場の顔と、もう一つ違う顔を持っていることに気付く。


その違う顔と対面したとき、一般の人が取りうる選択肢は限られる。

・泣き寝入りをする

・覚悟をもって争う


私は、「これはもう法的手段をとるしかない」と決心する。


そして、近所の弁護士事務所に相談に行くことになる。


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