積水ハウスさんと裁判した話

弱小サラリーマンが積水ハウスさんと裁判し、数百万円の支払いを受けることができた記録をだらだら書きます。

積水ハウスのブラックな裁判手法

積水ハウスさんの引き渡し前の人は、こちらを必ず読んで下さい:トラブルを避けるために受け渡し前に確認してほしいこと


積水ハウスさんの失敗・トラブル・欠陥対応はひどい。今回はその手法の一つを紹介したい。


まず代表的なのは、矛盾をもっともらしく言うもの。いわゆる「ホコタテ」だ

矛盾することを、なんの悪気もなく書いてくるので、読み手は混乱してしまう。


たとえば、欠陥・トラブルについて話がこじれると、積水ハウスさんから説明文書が送られてくるのだが、全く矛盾する内容を、たとえ同一書面でも、平気で書く。


ダイキンのエアコン設置に関する欠陥については、

【ホコタテ1】

①「お施主様に対する最終の確認検査の責任は弊社(積水ハウス)にある」と認めつつ

②「他社の施工要領は確認対象となっていない」と確認検査をしないことを正当化し開き直る。


これは、最初に責任を認めることにより、あたかも適切な対応をしているように見せかけておいて、実は真逆のことを言い、全く責任を取らないことの「毒を薄める手法」で、積水ハウスさんの文書ではよく使われている。


【ホコタテ2】

①「貴邸について、連絡電線及び加湿ホースの仕様がメーカーの施工要領と違っていることが判明しました」と過ちを認めつつ、

②下請けがしたことであるので、「弊社には契約上の責任が生じないということができます」と契約内容を無視して開き直る。


これは、メーカーの設置要綱と違う工事をしてしまったことを認め、事実を正しく認識していますとの常識的なメッセージを送ることにより、「誰もメーカーの設置基準を守るとは言ってないから。下請けがしたことだし、契約上、そんな約束してないから」という無茶な理屈を「もっともらしくいう手法」である。


 当然、これらは裁判では認められないが、積水ハウスさんは「ホコタテ」を多用する。積水ハウスさんの欠陥やトラブルに悩む人のなかには、「積水ハウスさんの弁護士は一流そうだからどうせ負けちゃうかも、、、」と尻込みする人もいるようだが、矛盾をていねいに突けばよいので、その点を心配する必要はないと思う。


ただし、「裁判中は、もはやお客ではない」との扱いを受け、訴訟対象の瑕疵はもちろん、それ以外の別の瑕疵についても、一切対応しなくなるので注意したい。

先に直させるか、優先順位をつけて戦う必要がある。


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私って小心者だなぁと思う方へ

積水ハウスさんの引き渡し前の人は、こちらを必ず読んで下さい:トラブルを避けるために受け渡し前に確認してほしいこと


私は、小心者で気が弱い。

・なんとなく猫背で、目立たないように歩いてしまう。

・試食イベントでは、食べたら買わないと悪いかなと思って、つい遠慮してしまう。

・友人のドッキリにすごく反応してしまい、逆に友人を驚かしてしまう。「うわあぁぁぁぁ!びっくっりしたあぁぁぁ!!」


私の周りにいる人も、控えめな性格の人が多い。

・外食時に、店員さんが注文を取りに来てくれるか不安になってしまう。

・忙しそうな店員さんには声を掛けられない。

・呼び出しボタンがあるとホッとする。

いつだったか、居酒屋さんで注文したドリンクが来なくて、呼び出しボタンを押したら、実はテーブル脇にドリンクが来ていた。店員さんはみな忙しそうだったので「すいません。ドリンク来てないと思って間違って押しちゃいました」といえず、みんな急いで飲みほして「すいません。おかわりお願いします」と言ったことがある。。。


さて、控えめな人や優しい人も、またそうでない自称小心者の人も図太い人も、家の欠陥や不具合・気に入らない箇所は、我慢せず、相手(建築会社・ハウスメーカー)に伝えたほうがいい。その家に住む期間は長い。

相手が対応するか、どうかは別だけど、伝えないと相手も分からないしね。


例えば、、、

積水ハウスさんの「幅木」は、下手な職人さんだとつなぎ目がすごく目立つ。濃い色なら、まだ大丈夫だけど、白い幅木なんてすごく目立つ。

「これ、ちょっと雑ですよね?!」

って積水ハウスさんにいっても

「このような仕様なんです」

って言われてしまう。

そんな時は、粘り腰で交渉しよう。そんな目立つ「仕様」ないよね。

【コーナー脇の直線につなぎ目がある】

【改善され、つなぎ目のなくなった幅木】

言えば、直る。言わない人のはそのまま。

まあ、そんなもんだよね。


さて、次回は私を小心者と見破ったのか、

積水ハウスさんから、配管の欠陥について

「直してやってもいいけど、10日連続、仕事休んで、立ち会えよ」的な、上から目線の文書が届いた話をしたいと思う。


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長年の不正

積水ハウスさんの引き渡し前に知っておいてほしい人気の注目記事はこちら:トラブルを避けるために受け渡し前に確認してほしいこと

「当社の基準には合致していませんが、法令上はクリアーしています。」

「直ちに建物に影響があるものではなく、安全性には問題ございません」


このような説明は消費者感覚とかけ離れているものの、いまだに問題企業から耳にすることがある。欠陥があるのか、ないのか、一般消費者には分からないし、あったとしてもそれを証明するのは大変だ。

裁判では、訴えた側(消費者側)が欠陥を証明しないといけないから、並大抵のことではない。

企業は、それをよく知っているから、「安全性に問題ない」と言い訳をするんだね。


 今回のトラブルは、私の自宅だけでなく、2年前に建てた実家も同じ欠陥があった。これは、積水ハウス側からすると面倒な事案だ。過ちを認めたら、他の家も点検して修理しないといけない可能性がある。

おそらく、担当部署だけでなく、法務部や弁護士に相談している。


・・・ってことは、もめる。。。


そこで、積水ハウスさんとダイキンエアテクノさんが自宅に説明に来たときは、裁判に備えて、全ての会話を録音することにした。


実際、その内容は証拠資料として提出することになった。

以下は、音声データを書面化し、実際に裁判所に提出した会話文の一部である。


ダイキン「はっきり言いまして、完全にコンプライアンスが今回守られなかった。社内規定は全て無視されたと、それしか言いようがありません。」

私「チェックしないんですか?」

ダイキン「ある程度、長年やってた業者さんでもありますし、信頼してたと。こんなところをどう解釈するかと言う問題があるのですが、結果としては、私どもに責任が、一次側にあると、これはもう免れません」


積水ハウス×ダイキン。


長年やってた業者の不正だから、きっと私たち以外にも、現時点で欠陥を抱えている人は多いのだと思う


この時は、明らかに過ちを認めていたのだが、次回会ったとき、相手は全く違う対応を取ってきた。

何か、いい理屈を思いついたんだな。きっと。。


実際、その理屈に裁判では少々手こずることになる。


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